代表メッセージ

日本は世界一の超高齢社会です。
そして、これからも高齢者の数は増えていきます。
晩年になると、人の体は衰えます。
それまでのように元気で楽しい毎日を送るためには、自分の力を最大限に発揮しながら、それでも足りなくなったところには、誰かの手助けや道具の力を借りなくてはなりません。
にもかかわらずそうした高齢社会を支えていく日本の看護や介護の仕組みには、数多くの大きな課題があります。
しかも、それらの課題は連鎖し、悪循環に陥っています。

例えば、日本の看護や介護に携わる人たちの8割近くが腰痛の経験者です。
高齢社会を支える大事な産業でありながら、依然として多くの人たちが離職しています。
また、ものづくりにたけた日本で開発された介護・福祉機器が、現場でほこりをかぶっている様も散見されます。
多様な患者さんそれぞれに満足のいくケアが提供されている施設は、はたしてどれだけあるでしょうか。
今、目の前で起きている問題は対症療法では解決できません。
こうした問題を解決できる仕組みを日本に生み出し、充実した生きがいのある老後が約束された社会を築きあげたいと思います。

実現しうるキーワードはノーリフティング。持ち上げない看護・抱え上げない介護です。
ケアを受ける人とその家族、ケアする人、ケアサービスを提供する人、ケアに必要な道具や機器を作る人、ケアの施設を設計する人、ケアに関わるすべての人たちが良かったと思えるケアを実現したいと思っています。

2016.10.2 代表取締役 石黒 周